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難経(47)

四十七難日。
人面独能耐寒者。何也。
然。
人頭者。諸陽之会也。
諸陰脈皆至頚胸中而還。
独諸陽脈。皆上至頭耳。
故令面耐寒也。



四十七の難に曰く。
人の面、独り能く寒に耐うるのは何ぞや。
然るなり。
人の頭と顔は諸陽の会なり。
諸陰の脈は皆頚胸中に至って還える。
独り諸陽脈皆上って頭耳の幅に至る。
故に面をして寒に耐えしむるなり。
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難経(46)

四十六難日。
老人臥而不寐。少壮寐而不寤者。何也。
然。
経言。
少壮者。血気盛。肌肉滑。気道通。営衛之行。不失於常。夜不寤。
老人血気衰。気肉不滑。栄衛之道濇。故書日不能精。夜不得寐也。
故知老人不得寐也。



四十六の難に曰く。
老人は臥して寐ねず、少壮は寐ねて寤めざるものは何んぞや。
然るなり、
経に言う、
少壮は血気盛ん、肌肉滑かにして気道通じ、栄衛の行、常を失わず、
故に晝日は精く、夜は寤めざるなり。
老人は血気衰え、肌肉滑かならず、栄衛の道濇る。
故に晝日は精きこと能わず、夜は寐ことを得ざるなり。
故に老人の夜は寐を得ざるを知るなり。

難経(45)

四十五難日。
経言。
八会者。何也。
然。
腑会大倉。
臓会季脇。
筋会陽陵泉。
髄会絶骨。
血会膈兪。
骨会大杼。
脈会大淵。
気会三焦外一筋直両乳内也。
熱病在内者。
取其会之気穴也。



四十五の難に曰く。
経に言う。
八会とは何んぞや。
然るなり、
腑会は大倉、
臓会は季脇、
筋会は陽陵泉、
髄会は絶骨、
血会は膈兪、
骨会は大杼、
脈会は太淵、
気会は三焦、外の一筋直ちに両乳の内なり。
熱病内に在るものは其の会の気穴に取るなり。

難経(44)

四十四難日。
七衝門何在。
然。
唇為飛門。
歯為戸門。
会厭為吸門。
胃為噴門。
太倉下口為幽門。
大腸小腸会為闌門。
下極為魄門。
故日七衝門也。



四十四の難に曰く。
七衝門は何くにか在る。
然るなり。
唇を飛門となし、
歯を戸門をなし、
会厭を吸門となし、
胃を噴門となし、
太倉の下口幽門となし、
大腸、小腸の会を闌門となし、
下極を魄門となす。
故に七衝門と日うなり。

難経(43)

四十三難日。
人不食飲七日而死者。何也。
然。
人胃中常有留穀二斗。水一斗五升。
故平人日再至圊。一行二升半。日中五升。七日五七三斗五升。而水穀盡矣。
故平人不食飲七日而死者。水穀津液倶盡。即死矣。



四十三の難に曰く。
人、食飲せずして七日して死するものとは、何んぞや。
然るなり。
人の胃中、常に穀を留ること二斗、水一斗五升有り、
故に平人日に再び圊に至る、一行に二升半、日の中に五升、七日に五七、三斗五升にして、而して水穀尽く。
故に平人食飲せずして七日して死するものは、水穀津液倶に尽きて、即ち死すなり。

難経(42)

四十二難日。
人腸胃短。受水穀多少。各幾可。
然。
胃大一尺五寸。径五寸。長二尺六寸。横屈受水穀三斗五升。其中常留穀二斗。水一斗五升。
小腸大二寸半。径八分。分之少半。長三丈二尺。受穀二斗四升。水六升三合。合之太半。
廻腸大四寸。径一寸半。長二丈一尺。受穀一斗。水七升半。
廣腸大八寸。径二寸半。長二尺八寸。受穀九升三合。八分合之一。
故腸胃凡長五丈八尺四寸。合受水穀八斗七升六合八分合之一。
此腸胃長短。受水穀之数也。
肝重四斤四両。左三葉右四葉。凡七葉。主蔵魂。
心重十二両。中有七孔三毛。盛精汁三合。主蔵神。
脾重二斤三両。扁廣三寸。長五寸。有散膏半斤。主褁血。温五臓。主蔵意。
肺重三斤三両。六葉両耳。凡八葉。主蔵魄。
腎有両枚。重一斤一両。主蔵志。
胆在肝之短葉間。重三両三銖。盛精汁三合。
胃重二斤二両。紆曲屈伸。長二尺六寸。大一尺五寸。径五寸。盛穀二斗。水一斗五升。
小腸重二斤十四両。長三丈二尺。廣二寸半。径八分。分之少半。左廻畳積十六曲。盛穀二斗四升。水六升三合。合之太半。
大腸重二斤十二両。長二丈一尺。廣四寸。径一寸。当臍右廻十六曲。盛穀一斗。水七升半。
膀胱重九両二銖。縦廣九寸。盛溺九升九合。
口廣二寸半。唇至歯長九分。歯以後至会厭。深三寸半。大容五合。
舌重十両。長七寸。廣二寸半。
咽門重十両。廣二寸半。至胃長一尺六寸。
喉嚨重十二両。廣二寸。長一尺二寸九節。
肛門重十二両。大八寸。径二寸大半。長二尺八寸。受穀九升三合八分。合之一。


四十二の難に曰く。
人の腸胃の長短、水穀を受くるの多少、各々幾何ぞや。
然るなり。
胃の大り一尺五寸、径り五寸、長きこと二尺六寸、横に屈して水穀三斗五升を受く、其の中常に留る穀二斗、水一斗五升。
小腸の大り二寸半、径八分の少半、長きこと三丈二尺、穀を受くること二斗四升、水六升三合、合之太半。
廻腸は大り四寸、径り一寸半、長きこと二丈一尺、穀を受くること一斗、水七升半。
廣腸は大り八寸、径り二寸半、長きこと二尺八寸、穀を受くること九升三合、八分合之一。
故に腸胃凡そ長きこと五丈八尺四寸、合して水穀を受くること八斗七升六合八分合之一、
此れ腸胃の長短、水穀を受くるの数なり。
肝の重さ四斤四両、左三葉右四葉、凡て七葉、魂を蔵すことを主る。
心の重さ十二両、中に七孔三毛有り、精汁を盛ること三合、神を蔵すことを主る。
脾の重さ二斤三両、扁廣三寸、長きこと五寸、散膏半斤有って、血褁むことを主る、五臓を温め、意を蔵すことを主る。
肺の重さ三斤三両、六葉両耳、凡て八葉、魄を蔵すことを主る。
腎に両枚有り、重さ一斤一両、志を蔵すことを主る。
胆は肝の短葉間に在り、重さ三両三銖、精汁を盛ること三合。
胃の重さ二斤二両、紆曲屈伸して、長きこと二尺六寸、大り一尺五寸、径五寸、穀二斗、水一斗五升を盛る。
小腸の重さ二斤十四両、長きこと三丈二尺、廣さ二寸半、径り八分の少半、左りに廻り畳積して十六曲、穀二斗四升、水六升三合の太半を盛る。
大腸は重さ二斤十二両、長きこと二丈一尺、廣さ四寸、径り一寸、臍に当って右に廻り十六曲、穀一斗、水七升半を盛る。
膀胱は重さ九両二銖、縦に廣きこと九寸、溺を盛ること九升九合、口の廣さ二寸半。
唇より歯に至って長きこと九分、歯より以後會厭に至って、深さ三寸半、大いさ五合容る。
舌は重さ十両、廣さ二寸半。
咽門は重さ十両、廣さ二寸半、胃に至りて長きこと一尺六寸。
喉嚨重さ十二両、廣に二寸、長きこと一尺二寸、九節あり。
肛門は重さ十二両、大り八寸、径り二寸半、長きこと二尺八寸、
穀を受くること九升三合八分合の一。

難経(41)

四十一難日。
肝独有両葉。以何応也。
然。
肝者東方木也。木者春也。万物始生。其尚幼少。意無所親。
去太陰尚近。離太陽不遠。猶有両心。
故有両葉。亦応木葉也。



四十一の難に曰く。
肝独り両葉有り、何を以って応ぜんや。
然るなり。
肝は東方の木、木は春なり、万物始めて生ず、其れ尚幼少にして、意親しむ所無し。
太陰を去ること尚近く、太陽を離るるも遠からず、猶両心有るごとし、
故に両葉有り、亦木葉に応ずるなり。

難経(40)

四十難日。
経言。
肝主色。心主臭。脾主味。肺主声。腎主液。
鼻者肺之候。而反知香臭。
耳者腎之候。而反聞声。其意何也。
然。
肺者西方金也。金生於巳。巳者南方火也。火者心。心主臭。故令鼻知香臭。
腎者北方水也。水主於申。申者西方金。金者肺。肺主声。故令耳聞声。



四十の難に曰く。
経に言う。
肝は色を主り、心は臭いを主り、脾は味を主り、肺は声を主り、腎は液を主る。
鼻は肺の候にして、反って香臭を知る。
耳は腎の候にして、反って声を聞く、その意何んぞや。
然るなり。
肺は西方の金なり、金は巳を生ず、巳は南方の火なり、火は心、心は臭を主る、故に鼻をして香臭を知らしむ。
腎は北方の水なり、水は申に生ず、申は西方の金なり、金は肺、肺は声を主る、故に耳して声を聞かしむ。

難経(39)

三十九難日。
経言。
腑有五。臓有六者。何也。
然。
六腑者。正有五腑也。
五臓亦有六臓者。謂腎有両臓也。
其左為腎。右為命門。
命門者。謂い精神之所舎也。男子以蔵精。女子以繋胞。其気与腎通。故言臓有六也。
腑者五者。何也。
然。
五臓各一腑。三焦亦是一腑。
然不属於五臓。故言腑有五焉。



三十九の難に曰く。
経に言う。
腑に五有り、臓に六有るとは、何ぞや。
然るなり。
六腑は、正に五腑有るなり。
五臓亦六臓有るものは、謂る腎両臓有ればなり、其の左を腎となし、右を命門となす。
命門は、精神の舎る所なり、男子は以って精を蔵し、女子は以って胞を繋ぐ、其の気腎と通ず、故に言う臓に六有りと。
腑に五有るものは、何ぞや。
然るなり。
五臓に各々一腑、三焦も亦是一腑、
然も五臓に属せず、故に言う、府に五有りと。

難経(38)

三十八難日。
臓唯有五。腑独有六者。何也。
然。
所以腑有六者。謂三焦也。
有原気之別焉。主持諸気。有名而無形。其経属手少陽。
此外腑也。故言腑有六焉。



三十八の難に曰く。
臓唯五有り、腑独り六有るとは、何ぞや。
然るなり。
腑の六つ有る所以のは、謂る三焦なり。
原気の別有るのみ、諸気を主持して、名有って形無し、其の経手少陽に属す、
此れ外腑なり、故に腑に六有りと言う。

難経(37)

三十七難日。
五臓之気。於何発起。通於何許。可暁以不。
然。
五臓者。当上関於九竅也。
故肺気通於鼻。鼻和則知香臭矣。
肺気通於目。目和則知白黒矣。
脾気通於口。口和則知穀味矣。
心気通於舌。舌和則知五味矣。
腎気通於耳。耳和則知五音矣。
五臓不和。則九竅不通。
六腑不和。則留結為癰。
邪在六腑。則陽脈不和。陽脈不和。則気留之。気留之。則陽脈盛矣。
邪在五臓。則陰脈不和。陰脈不和。則血留之。血留之。則陰脈盛矣。
陰気太盛。則陽気不得相営也。故日格。
陽気太盛。則陰気不得相営也。故日関。
陰陽倶盛。不得相営也。故日関格。
関格者。不得盡其命而死矣。
経言。
気独行於五臓。不営於六腑者。何也。
然。
気之所行也。如水之流不得息也。
故陰脈営於五臓。陽脈営於六腑。如環之無端。
莫知其紀。終而復始。其不覆溢。人気内温於臓腑。外濡於腠理。



三十七の難に曰く。
五臓の気、何くに於いて発起し、何れの許に通ずるや、暁すべきことを以ってせんや否や。
然るなり。
五臓は、当に上九竅に関すべきなり。
故に肺気は鼻に通ず、鼻和するときは香臭を知る。
肝気は目に通ず、目和するときは白黒を知る。
脾気は口に通ず、口和するときは穀味を知る。
心気は舌に通ず、舌和するときは五味を知る。
腎気は耳に通ず、耳和するときは五音を知る。
五臓和せざるときは、九竅通せず。
六腑和せざるときは、留結して癰となす。
邪六腑にあるときは、陰脈和せず、陰脈和せざるときには、気之留むる、気之留るときは、陽脈左官なり。
陰気太盛なるときは、陽気相営することを得ず、故に格と日う。
陽気太盛なるときは、陰気相営することを得ず、故に関と日う。
陰陽倶に盛にして、相営することを得ず、故に関格を日う。
関格は、其の命を尽くすことを得ずして死すのみ。
経に言う。
気独り五臓に行きて、六腑に営せざるものは、何んぞや。
然るなり。
気行る所は、水の流れる如く息むことを得ざるなり、
故に陰脈は五臓を営し、陽脈は六腑を営す。
環の端無きが如く、其の紀を知ることなく、終って復始まる。
其れ覆溢せざれば、人の気、内に臓腑を温めて、外に腠理を濡す。

難経(36)

三十六難日。
臓各有一耳。腎独有両者。何也。
然。
腎両者。非皆腎也。
其左者為腎。右者為命門。
命門者。謂精神之所舎。原気之所繋也。
故男子以蔵精。女子以繋胞。
故知腎有一也。


三十六の難に曰く。
臓各々一耳有る、腎独り両つ有るは、何んぞや。
然るなり。
腎の両つ有るは、皆腎にあらざるなり、
其の左なるものは腎となし、右になるものは命門となす。
命門は、神精の舎る所、原気の繋る所なり。
故に男子は精を蔵し、女子は以って胞を繋ぐ、
故に知らん腎に一つ有ることを。

難経(35)

三十五難日。
五臓各有所。腑皆相近。而心肺独去大腸小腸遠者。何謂也。
経言。
心栄肺衛。通行陽気。故居在上。
大腸小腸。傳陰気而下。故居在下。所以相去而遠也。
又諸腑者。皆陽也。清浄之処。
今大腸小腸。胃与膀胱。皆受不浄。其意何也。
然。
諸腑者謂是。非也。
経言。
小腸者。受盛之腑也。
大腸者。傳瀉行道之腑也。
胆者。清浄之腑也。
胃者。水穀之腑也。
膀胱者。津液之腑也。一腑猶無両名。故知非也。
小腸者。心之腑。
大腸者。肺之腑。
胃者。脾之腑。
胆者。肝之腑。
膀胱者。腎之腑。
小腸。謂赤腸。
大腸。謂白腸。
胆者。謂黄腸。
膀胱者。諸黒腸。
下焦所治也。


三十五の難に曰く。
五臓各々所有り、腑皆相近くして、心肺独り大腸小腸を主ること遠きものは、何の謂いぞや。
経に言う。
心は栄気、肺は衛気の陽気を通行す、故に居、上に在り。
大腸小腸は、陰気を伝えて下る、故に居、下に在り。この所以に相去ること遠きなり。
又諸腑は、皆陽なり、清浄の処、今大腸小腸、胃と膀胱は、皆不浄を受く、其の意何ぞや。
然るなり。
諸腑とは謂る是れ非なり。
経に言う。
小腸は受盛の腑なり。
大腸は伝瀉行道の腑なり。
胆は清浄の腑なり。
胃は水穀の腑なり。
膀胱は津液の腑なり。
一腑猶両名なし、故に知らん非なる事を。
小腸は心の腑。
大腸は肺の腑。
胃は脾の腑。
胆は肝の腑。
膀胱は腎の腑。
小腸は謂る赤腸。
大腸は謂る白腸。
胆は謂る青腸。
胃は謂る黄腸。
膀胱は謂る黒腸。
下焦の治る所なり。

難経(34)

三十四難日。
五臓各有声色臭味。可暁知以不。
然。
十変言。
肝色青。其臭臊。其味酸。其声呼。其液泣。
心色赤。其臭焦。其味苦。其声言。其液汗。
脾色黄。其臭香。其味甘。其声歌。其液涎。
肺色白。其臭腥。其味辛。其声哭。其液涕。
腎色黒。腎臭腐。腎味鹹。其声呻。其液唾。
是五臓声色臭味也。
五臓有七神。各何所蔵耶
然。
臓者。人之神気所舎臓也。
肝蔵魂。
肺蔵魄。
心蔵神。
脾蔵意与智。
腎蔵精与志也。


三十四の難に曰く。
五臓各々声色臭味有り、暁し知るべきことを以ってせんやいなや。
然るなり。
十変の言、
肝の色は青く、其の臭は臊、其の味は酸、其の声は呼、其の液は泣。
心の色は赤く、其の臭は焦、其の味は苦、其の声は言、其の液は汗。
脾の色は黄、其の臭は香、其の味は甘、其の声は歌、其の液は涎。
肺の色は白く、其の臭は腥、其の味は辛、其の声は哭、其の液は涕。
腎の色は黒、其の臭は腐、其の味は鹹、其の声は呻、其の液は唾。
是れ五臓の声色臭味なり。
五臓に七神有り、各々何を蔵する所ぞや。
然るなり。
蔵は人の神気の舎蔵する所なり。
肝は、魂を蔵し、
肺は、魄を蔵し、
心は、神を蔵し、
脾は、意と智を蔵し、
腎は、精と志を蔵すなり。
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